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エクサウィザーズ、DX人材発掘・育成サービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」で対象者の選抜に向けた「Short版」を提供

 株式会社エクサウィザーズは8日、DX人材発掘・育成サービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」において、短時間でアセスメントを行う「DIA3.0 Short版」の提供を開始した。

 exaBase DXアセスメント&ラーニングは、DX人材育成を支援するプラットフォームで、オンライン学習プラットフォーム「Udemy」と連携することで、専門的な学習コンテンツの提供も図っている。2023年7月には、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が策定した「デジタルスキル標準(DSS)」に完全準拠したアセスメント「DIA3.0」の提供を開始するなど、機能やコンテンツの拡充を図っており、2024年3月末に累計の利用者数が20万ユーザーを超え、利用社数約1500社を達成している。

 exaBase DXアセスメント&ラーニングの人材アセスメント機能は、「DIA(Digital Innovator Assessment)」として提供しており、今回、大規模な組織での受検版を「DIA3.0 Short版」として提供を開始し、以前から提供してきたバージョンを「DIA3.0」とした。DIA3.0 Short版で人材状況を把握した後に、それぞれの対象への詳細な育成計画策定、最適化された組織/個人ごとの育成を実施するために、DIA3.0を利用することを想定している。

 エクサウィザーズでは、これまでは約60分間のアセスメント受検が必要であったため、大規模な組織において迅速かつ網羅率を高く実施するのが難しい面があったと説明。DIA3.0 Short版は、DIA3.0の受検者の結果を基に開発し、回答数が少なくても各スコアの精度を高く算出するAIモデルを利用することで、15〜20分程度でのアセスメントを実現したことで、大規模な企業において、育成対象者を特定するファーストステップとして活用できるとしている。

DIA3.0 Short版とDIA3.0の特徴

 DIA3.0 Short版で選抜した人材について、DIA3.0を利用することで、より詳細な育成計画を立てられ、例えば1000人の企業で、100人のDX推進担当のスキルや素養のある人材を選抜し、その100人に対する育成計画を立てるために活用するようなケースが挙げられる。また、DIA3.0 Short版の結果を基にして、組織や部署ごとの基準でDIA3.0を実施する人材を見いだしていくような利用方法も想定されるとしている。

 DIA3.0 Short版の価格は要問い合わせ。

DIA3.0 Short版とDIA3.0の主な測定項目。赤い枠内がShort版の対象