ニュース

人事労務クラウド「SmartHR」、組織づくりに必要な人事データの分析・解析を行える新機能

 株式会社SmartHRは13日、クラウド型人事労務ソフトウェア「SmartHR」において、組織づくりに必要な人事データの分析・解析を行える機能「HRアナリティクス」を提供開始したと発表した。「HRストラテジープラン」「タレントマネジメントプラン」の契約企業が利用できる。

 SmartHRは、雇用契約や入社手続き、年末調整などの多様な労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積できるクラウド型の人事労務ソフトウェア。また、蓄積された従業員データを活用し、「人事評価」「従業員サーベイ」「配置シミュレーション」などを行えるタレントマネジメント機能を備えているため、組織の活性化や組織変革を推進できるとのこと。

 新たに提供される「HRアナリティクス」は、入社手続きや雇用契約などの労務管理機能で収集したデータと、人事評価や従業員サーベイ・スキル管理機能などのタレントマネジメント機能で収集したデータを基に、現状の可視化と分析を行えるもの。その第1弾である「マトリクス分析」では、年齢・役職・勤続年数・人事評価機能の最終結果などの項目をかけ合わせて組織の傾向を把握し、人材の発掘・育成・離職分析などの組織のタレントマネジメントを促進するとした。

 SmartHR社では、これまで表計算ソフトウェアの活用やデータ連携などで行っていた手作業が不要になり、「SmartHR」に蓄積された最新の人事データを活用して、効率的に分析を行えると、その効果を説明している。

 なお、機能提供開始時の「マトリクス分析」では、労務管理機能と、人事評価の最終評価結果の両項目を基にした分析が可能。従業員サーベイ・スキル管理機能との連携は順次対応する予定という。

 「HRアナリティクス」では、「マトリクス分析」を皮切りにより、幅広い人事データの活用や部門をまたいだデータ分析の実現を目指す計画で、今後は、売上データなどをひも付けて組織の生産性分析を行う機能や、より人事データから示唆を得られる機能などへの発展も検討しているとのことだ。