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キヤノンS&S、カメラ映像によるフィジカルセキュリティ対策を「まかせてIT DXシリーズ」に追加

 キヤノンシステムアンドサポート株式会社(以下、キヤノンS&S)は22日、ネットワークカメラで捉えた映像データを利活用し、安心・安全な経営環境の実現を強化するために、システム設計から選定、導入、運用、保守を支援する映像ソリューションを、中小企業のITを支援する「まかせてIT DXシリーズ」に追加し、6月に提供開始すると発表した。

 まかせてIT DXシリーズの映像ソリューションは、中小企業が経営資産を守るためのサイバーセキュリティ対策にフィジカルセキュリティ対策を加え、安心・安全を強化するサービス。映像ソリューションのシステム設計から選定、導入、運用、保守までを支援する。

 映像プラットフォーム「Axis Camera Station」に、各種ハードウェアとIoTデバイスやアプリケーションを連携させ、その運用、保守を支援することで、監視業務の負荷軽減や安心で安定した稼働環境を提供する。運用方法やトラブル発生時の問い合わせは、キヤノンS&Sカスタマーサポートセンターで一括して受け付けるとともに、顧客が負荷なく困りごとを早期解決できるようサポートする。

 キヤノンS&Sでは、労働者の確保や労働負荷の管理、人材の育成などは重大な社会課題となっており、これらの課題は中小企業にも大きな影響を与え、経営課題として浮き彫りとなっていると説明。さらに、巧妙化するサイバー攻撃や、盗難などのフィジカル空間(現実空間)における脅威から経営資産を守るためのセキュリティ対策も、企業の信頼性を高め持続的な成長と競争力を強化するためには不可欠だとしている。

 こうした課題を解決するために、顧客のDX実現に向けたITの計画策定から、機器の選定、導入、運用、保守、教育までを支援するまかせてIT DXシリーズに、映像ソリューションを追加し、フィジカルセキュリティ対策における運用面の課題解決や、安心・安全な経営環境の実現をサポートするとしている。

 まかせてIT 映像ソリューションの価格は、システム設計・導入サービスがオープン、保守運用サービスが年額4万8000円(税別)から。