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キヤノンS&S、「まかせてIT DXシリーズ」で介護事業者のICT活用を支援するソリューションを提供

 キヤノンシステムアンドサポート株式会社(以下、キヤノンS&S)は25日、介護・福祉事業者向けに、ICT活用による介護施設の業務効率化と施設利用者の満足度向上につながる質の高いサービス提供を支援する介護ソリューションを、中小企業のICTを支援する「まかせてIT DXシリーズ」に追加し、2024年2月に提供開始すると発表した。

 キヤノンS&Sでは、介護・福祉業界の慢性的な人材不足はますます深刻化していくと考えられており、介護職員の業務負荷軽減への対策が喫緊の課題となっていると説明。一方で、施設利用者それぞれに合った質の高いケアサービスを提供するためには、多岐にわたる介護支援が必要となるため、介護職員の業務負担は非常に大きいのが現状で、こうした課題を解決するためにも、業務効率化と生産性向上を実現するICTの導入が不可欠だとしている。

 こうした課題を解決するために、キヤノンS&Sは、顧客DX実現に向けたITの計画策定から、機器の選定、導入、教育、運用、保守までをワンストップで支援する「まかせてIT DXシリーズ」に介護ソリューションを追加し、介護職員の業務負荷軽減を支援する。ICTによる業務効率化に必要なサービスをワンストップで提供することで、介護・福祉事業者のコア業務である施設利用者と向き合う時間を創出し、安心安全な施設環境の実現を支援する。

 まかせてIT DXシリーズ“介護ソリューション”は、介護・福祉事業者が業務効率化により施設利用者へ高品質なケアサービスを提供できるよう、介護記録システムなどのICT機器・ソフトウェアの計画策定から選定、導入、教育、運用、保守までをワンストップで支援する。

 介護・福祉事業者の環境に合わせて、国や自治体が支援する補助金・助成金の活用や優先順位に応じた段階的な導入提案と支援を行う。また、申請に関わる書類作成の支援を行い、導入に必要なコストの削減を図る。

 介護記録システム「CAREKARTE」の活用で、記録業務の効率化を実現する。リアルタイムでの記録が可能となるため、後から転記する作業がなくなり、その分ケアサービスに充てる時間を創出できる。

 見守りセンサーやネットワークカメラによるトータルソリューションで、安心・安全な施設運用を支援する。離れた場所からでも状況が確認でき、転倒事故の発生抑止や早期発見が可能となるため、施設利用者だけでなく介護職員も安心して施設で過ごせる。

 さらに、導入しているICT機器・ソフトウェアについて、運用方法の支援やトラブル発生時の障害切り分けを行い、必要に応じてソリューションベンダーへのエスカレーションを実施する。問い合わせは、キヤノンS&Sのカスタマーサポートセンターで受付し、困りごとの早期解決をサポートする。