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キンドリルがKyndryl Bridgeを強化、セキュリティやコンプライアンスの見える化を支援するダッシュボードを提供

 キンドリルジャパン株式会社(以下、キンドリル)は、クラウドベースのオープン統合プラットフォーム「Kyndryl Bridge」において、ITシステム運用におけるセキュリティやコンプライアンス情報を分析し、一元化や見える化を行うダッシュボードの機能を追加すると発表した。6月の提供開始を予定している。

 Kyndryl Bridgeは、AIなどの最先端技術や、世界中で蓄積されたさまざまな運用データ、キンドリルの技術者による知見やスキルを統合することにより、ITシステム運用の自動化を目指したオープンな統合プラットフォーム。SaaS型であるため、柔軟かつ早急にサービスを開始できるほか、キンドリルが長年にわたり基幹システムを運用してきたスキルや知見と、日本だけでなくグローバルで培ってきたITシステムに関する豊富なデータにより生み出された深い洞察を生かせるという。

 今回は新たに、ITシステム運用に関するセキュリティやITサービス管理ツールのデータを取り込んで分析を行い、一元化や見える化を可能にするダッシュボードを提供する。セキュリティやコンプライアンスに関する項目は多岐にわたるため、従来は全体把握が難しく、管理に多くの工数が必要となる可能性があったが、このダッシュボードを利用することにより、省力化が期待できるとした。

 なお第1弾としては、利用している主なハードウェアやソフトウェアなどに関して、製品製造国の追跡に対応した。将来的には、委託先の管理、構成の履歴管理、セキュリティ順守状況などの把握を可能にする予定で、業界標準との比較や、対応が必要な領域の把握なども容易に行えるようになるとのこと。