ニュース

キンドリル、IT運用支援プラットフォーム「Kyndryl Bridge」の効果と新機能予定を発表

 米Kyndryl(以下、キンドリル)は現地時間7月13日、グローバル企業500社以上の顧客が、IT運用支援プラットフォーム「Kyndryl Bridge」で運用を行い、会計年度末までに推定1000社以上の顧客がさらに加わると発表した。

 Kyndryl Bridgeは、顧客のIT運用を支援する統合技術のサービスプラットフォームで、AI、運用データ、キンドリルの専門知識をシームレスに統合し、顧客にシステム運用への新たな方法を提供する。

 キンドリルは、インフラストラクチャーの実装および管理サービスをグローバルに展開する最大手の企業として、AIと機械学習(ML)をミッションクリティカルなシステムに大規模に統合していると説明。顧客が、自社の経営を変革するため新しい技術から価値を得ようとする中、キンドリルは知的財産、特許、技術、業界経験といった専門知識を活用し、新たなイノベーションやサービスの提供を加速させているとしている。

 また、Kyndryl Bridgeは、初期に導入した顧客に対して、すでに年間10億ドル以上のコスト回避を算出しており、その中には、何千件ものインシデントを発生前に防止した結果、年間6億7000万ドルのコスト回避をした例や、必要だったメンテナンス時間を減らした結果、年間3億7000万ドルのコスト回避をした例が含まれるという。

 さらに今後は、今期会計年度末(2024年3月)までに、Kyndryl Bridge上で約190のデジタル対応サービスが利用可能になると説明。キンドリルはこれらを活用してAIイノベーションを促進し、業界に特化した成果を提供するための多くのサービスによるAI主導の成果達成や、サイバー攻撃への耐性とコンプライアンスの強化、ネットゼロ目標の達成といったビジネスの成果を得られるとしている。