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キンドリル、IT運用の自動化を支援するプラットフォーム「Kyndryl Bridge」を日本リージョンで提供開始

 キンドリルジャパン株式会社(以下、キンドリル)は19日、デジタル統合プラットフォーム「Kyndryl Bridge」を、日本リージョンでサービス開始したと発表した。主力サービスであるAIオペレーションサービス(AIOps)を含めた提供となり、日本に特化した取り組みなど、今後の開発に顧客のニーズを反映させていくとしている。

 Kyndryl Bridgeは、AI、運用データ、キンドリルの専門知識をシームレスに統合し、IT運用を自動化する方法を提供する、オープンな統合プラットフォーム。キンドリルの数十年にわたる技術と知識、日本および世界中において企業・自治体などの顧客を支援する中で培ってきた専門知識を活用しているほか、最先端の自動化技術、知的財産、AIを利用しており、顧客企業がこれを利用すると、複数のハイパースケーラーやオンプレミスのデータセンターで稼働するワークロードを、効率的に管理できるようになるという。

 また、その主力サービスであるAIOpsは、クラウドベースのアプリケーションで、データセンターとハイブリッドクラウド環境を含むIT資産全体を、日本企業が一元的に把握できるように支援する。キンドリルでは、AIOpsを使用することで、顧客企業は全システムのパフォーマンスを確認でき、機能停止を防ぎ、従業員全体にわたって新たなアプリケーションを統合する自動化を利用可能になると、その効果を説明している。

 さらに、ID管理、セキュアなクレデンシャル情報の管理、アカウント内のクラウドインスタンスの検出など、Kyndryl Bridgeの基盤となるサービスも日本リージョンで利用可能。これらの活用によって、より優れた可用性、レイテンシー、そして高いパフォーマンスを求める顧客のニーズに対応するほか、国内外のデータ管理方法の選択肢が広がるというメリットも享受できるとのこと。

 なおキンドリルは2024年3月までに、Kyndryl Bridge上で190近いデジタル対応サービスを提供することを目標にしており、日本リージョンの顧客に対するサービスの品質と範囲を向上させていく計画である。