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「ジョブカン勤怠管理」と「MaLionCloud」がWeb API連携、打刻と実働の乖離を一覧で比較可能に

 株式会社DONUTSと株式会社インターコムは2日、DONUTSのクラウド型勤怠管理システム「ジョブカン勤怠管理」と、インターコムの情報漏えい対策+IT資産管理・MDMサービス「MaLionCloud」のWeb API連携機能を開発したと発表した。これにより、ジョブカン勤怠管理のタイムカード打刻時間を、MaLionCloudへとシームレスに取り込めるようになったという。

 ジョブカン勤怠管理は、勤怠管理とシフト作成、工数管理が同時に行えるクラウド型の業務支援システムで、複数拠点の勤怠データをリアルタイムに確認・集計・抽出でき、給与計算までの業務を簡素化、迅速化できるという。

 一方のMaLionCloudは、オンプレミス版のIT資産管理ソフトウェア「MaLion」をベースとしたクラウドサービス。USBメモリなどの外部デバイス接続監視、送受信メール監視、Webアクセス監視、印刷監視、アプリケーション起動監視、ファイルアクセス監視など、さまざまなPC操作監視機能を標準で搭載している。また、勤怠管理システムとの連携により、従業員の労働状況や残業状況を見える化できるとのこと。

 今回はこの両サービスが連携し、ジョブカン勤怠管理が管理する打刻データを、MaLionCloudが管理するPC稼働ログと合わせることで、打刻と実働の乖離(かいり)を一覧で比較可能になり、出勤打刻前や退出打刻後にPCがアクティブになっている時間を確認できる。また、36協定上の時間外労働時間を超える可能性のある従業員PCに対して、残業警告のポップアップ表示や強制シャットダウンなどを行えるとした。

 なお両サービスは、2020年10月にCSV連携を実現しており、ジョブカン勤怠管理からCSVで抽出したタイムカード打刻時間を取り込むことで、正確な労働時間の把握が可能になっていたが、都度CSVを取り込む手間が掛かっていたとのこと。これに対して今回は、Web API連携を実現しているため、一度の設定でシームレスなデータの受け渡しが可能になったとしている。