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コンカー、SAP Concurを活用して最新の経費精算業務を実現する“業務ゼロテンプレート”を提供

 株式会社コンカーは28日、株式会社シグマクシスが開発した、SAP Concurを活用して最新の経費精算業務を実現する業務改革支援ツール(以下、業務ゼロテンプレート)を、年3月より提供開始すると発表した。同テンプレートは、コンカーが運営する「業務ゼロコンソーシアム」を通じて導入企業に販売する。

 業務ゼロテンプレートは、中堅規模の企業の経費精算業務の効率化・高度化の支援を目的に、シグマクシスが開発した方法論。同社は2020年の自社へのSAP Concur導入により、経費精算業務におけるペーパーレスや承認レスなどを実現しているほか、その経験を生かしながら、さまざまな業種・業態の企業や自治体などへの業務改革支援を行っているが、そうした業務から得た知見を生かして、企業がSAP Concurを効果的に導入するうえで必要な業務の標準化およびシステム設計の進め方を定義している。

 また、辻・本郷 税理士法人および辻・本郷 ITコンサルティング株式会社の協力により、改正電子帳簿保存法、インボイス制度といった最新の法規制にも対応しており、ガバナンスの高度化にも寄与する内容になっているとのこと。

 一方コンカーは、SAP Concurの導入を提供するサービスパートナーや、BPOサービスを提供するアウトソーシング企業に参画を募って「業務ゼロコンソーシアム」を形成し、パートナーエコシステムを通じてサービス設計の支援とテンプレートの品質を高める活動を実施してきた。

 そのサービスのシステム基盤は、コンカーの経費精算クラウド「Concur Expense」を前提としており、サービスパートナーが主体となって、今回発表された業務ゼロテンプレートを活用し、企業への導入支援を行う。また、導入後の経費精算業務の委託などはBPOサービスを提供するアウトソーシング企業も参画し、経費精算業務の改革実行とその成果実現までを一貫して支援するとした。