ニュース

コンカーの経費精算クラウド「Concur Expense」、近隣交通費の経費精算自動化に向けPASMOと連携

 株式会社コンカーは29日、PASMO協議会および株式会社パスモと共同で、近隣交通費の経費精算自動化に向けて、コンカーの経費精算・管理クラウド「Concur Expense」とPASMOの利用履歴を連携する新機能を、12月8日より提供開始すると発表した。これにより、Concur Expenseで交通費精算を行う場合の作業負荷を軽減するという。

 この新機能では、鉄道やバスに乗車した際、PASMOを利用すると、最短で乗車翌日にPASMOの利用履歴データがConcur Expenseに自動連携される。このため、従来、Concur Expenseユーザーが交通費精算を行う際に行っていた、リーダー等にPASMOの利用履歴を読み込ませる作業が不要となり、申請漏れ防止に加えて、入力業務負荷を削減する。またデータの改ざんは不可能であり、誤入力もない状態で申請されるため、承認者・経理部門がチェックする際の負担も軽減されるとしている。

 なおサービスの対象となるPASMOは、記名PASMO(カード、モバイルPASMO、Apple PayのPASMO)となり、PASMOで利用した鉄道、バス、タクシーなどの利用履歴が連携される。定期券区間の乗車履歴、その他の物販履歴は対象外だ。

 SAP Concur側では、Concur ExpenseとIC Card Integrationを利用するユーザーが対象となる。