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freee、消費税申告を4ステップで行える「消費税申告ライト」を個人事業主向けに提供開始

初めての消費税申告に臨む個人事業主を支援

 freee株式会社は22日、消費税申告機能を個人事業主が使いやすいよう設計し直した新サービス「消費税申告ライト」において、消費税申告の作成機能を提供開始したと発表した。4ステップで消費税申告を完了できる点が特徴で、これにより、インボイス制度を機に、消費税の免税事業者から課税事業者に転換する個人事業主を支援するという。なお提出機能については、1月下旬の提供開始を予定している。

 消費税申告ライトは、法人向けに提供している税務電子申告サービス「freee申告」の消費税申告機能を、個人事業主が使いやすいよう設計し直したもの。「簡易課税」制度による通常の申告、およびインボイス発行事業者となる小規模事業者に対する負担軽減措置である「2割特例」制度を適用した申告に対応する。

 申告作業は、クラウド型会計システム「freee会計」で提供している確定申告機能(所得税)と同様、シンプルな4ステップの手順に沿って作業をするだけで、スマートフォン上にて完結するほか、税理士等の専門家によるミニ解説動画なども用意されているので、初めて消費税申告を行う個人事業主でも、容易に申告を完了できるとした。

 また消費税申告等の機能は、freee会計の「スタンダードプラン」および「プレミアムプラン」で利用可能だが、2024年4月1日までの期間限定で、「スタータープラン」においても追加料金なしで提供するとのこと。

 なおfreeeでは、消費税申告ライトについて、主にインボイス対応によって初めて課税事業者となった個人事業主を対象にしたサービスであり、課税売上高が1000万円を超える等、事業規模が大きい場合には、税理士等への依頼を推奨するとしている。