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freee、法人カードとの利用明細をfreee会計にリアルタイムで同期する「freeeカードで経理」

 freee株式会社は21日、法人向けクレジットカード「freeeカード Unlimited」の利用明細をfreee会計にリアルタイムで同期できる新機能として、「freeeカードで経理」機能を提供開始したと発表した。同期されたカード利用明細とカード利用者が提出したレシート・領収書の証憑を確認しながら、一覧画面で取引登録を行えるという。

 freeeカード Unlimitedのような法人向けクレジットカード(コーポレートカード)で従業員が決済を行うと、立替経費精算に比べて精算の手間が少なくなるほか、従業員が立替負担をしなくてよいこと、リアルタイムに費用の情報回収ができることなど、さまざまなメリットを享受できる。

 一方で、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応により、コーポレートカード利用時でも、領収書等の適格情報を含む証憑を回収する必要があるため、証憑回収の業務が発生し、経理担当者の業務負荷が上がってしまう点が課題だったとのこと。

 今回の「freeeカードで経理」機能は、こうした課題解決を支援するもので、以下のフローで証憑回収から仕訳を行えるとした。

1)freeeカード Unlimitedでのカード決済後、証憑を提出用の通知(メール・slack)、もしくはカード管理画面から提出可能

2)提出した証憑は「freeeカードで経理」上でカード利用明細と自動でひも付けられ、freee会計のファイルボックスに保存される

3)「freeeカードで経理」上でひも付いた証憑は自動で適格請求書かどうかが判定される

4)「freeeカードで経理」の一覧画面から、証憑とカード利用明細がひも付いた状態で取引登録が可能

 なおカード決済後、その場で写真を撮影して証憑を提出してもらうことで、証憑提出の催促が不要になるため、回収業務も効率化できるとのこと。また、「freeeカードで経理」では、管理画面上から証憑の提出状況の確認ができるため、経理担当者は提出漏れを一目で確認可能としている。