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ラクス、メールマーケティングサービス「配配メール Bridgeプラン」にMA機能を追加

 株式会社ラクスは6日、メールマーケティングサービス「配配メール」の「Bridgeプラン」に、MA(マーケティングオートメーション)機能を追加すると発表した。2024年初旬より順次提供を開始する。

 配配メールは、メルマガなどの一斉メール配信から、ステップメール・セグメント配信といったOne to Oneの個別配信まで対応可能なメール配信サービス。メールマーケティングのトレンドや事例を研究・検証し、成果の出た運用ノウハウや成功事例も提供しているほか、ノウハウを活用して成果まで結びつけるためのアフターフォローと、導入企業の成功事例・プロダクトへの改善要望を分析し、サービスへフィードバックすることで、成果の最大化を図っているという。

 その中で、メール配信とWeb来訪検知機能によって、手持ちの見込み客リストから“温度感の高い顧客”を見つけられるBridgeプランを提供してきたが、マーケティングのノウハウやリソースの少ない企業では、商談不足の根本的な要因として「見込み客が十分に獲得出来ていない」という共通の課題を抱えていることがわかったとのこと。

 そこで今回は、こうした課題を解決するために、新規顧客開拓に強いMA機能を追加提供する。獲得した見込み客には、既存の「メール配信機能」や「Web来訪検知機能」「シナリオ機能」を組み合わせてアプローチを行うことで、ニーズの創出と温度感の検知ができ、ノウハウやリソースの少ない企業でも新規顧客開拓に取り組めるようになるとしている。

 具体的な機能としては、まず2024年初旬に、問い合わせフォームや資料請求フォームといった、新規顧客開拓に必要なフォームを簡単に作成・運用・分析できるフォーム機能を提供する。同機能では、自由度の高い入力項目設定が可能で、アンケートフォームやセミナーフォームなど、さまざまな運用にも対応しているとのこと。

 また、2023年春にリリースしたkintoneと連携できる「配配メールコネクタ」で、フォーム入力の結果をkintoneに連携できるように機能を強化する。これにより、kintoneにフォーム回答情報が自動登録され、管理画面からフォーム入力情報が閲覧可能になるため、効率的な営業活動を実現するとした。この機能も、2024年初旬の提供開始予定。

 このほか、自社サイトを閲覧している潜在顧客にポップアップを表示し、任意のフォームへの入力を誘導するポップアップ機能を、2024年中旬に提供する。ラクスによれば、Web来訪者のうち、フォームの入力に至る顧客は全体の約1%のみであり、残りの99%は潜在顧客として放置されているとのことで、そうした潜在顧客に対してポップアップをすることにより、積極的な新規顧客開拓活動を実現するとしている。