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デージーネット、NetFlow可視化システム「OpenNFA」の構築サービスを提供

 株式会社デージーネットは25日、NetFlowの情報を可視化するシステム「OpenNFA」の構築サービスを提供開始した。

 OpenNFAは、NetFlowで収集したフローデータの蓄積から、蓄積したフローデータの可視化までを、オープンソースソフトウェア(OSS)を組み合わせて実現する。OpenNFAを利用することで、ネットワークトラフィックのグラフ化や、1時間毎の通信量が多いIPアドレスをランキング形式で表示するなど、ネットワーク分析に必要な情報を分かりやすく把握できるようになる。

OpenNFA利用画面イメージ

 既存のNetFlow可視化システムでは、NetFlowコレクタの機器が指定されている場合があり、さらにシステムの付属機能に合わせてハードウェアの要求スペックが高く、価格も高い傾向にあるが、OpenNFAはNetFlowコレクタもOSSで実現しているため、システム専用の機器を購入する必要がなく、通常のサーバーハードウェアで導入できるとしている。

 また、OpenNFAは、ネットワークの機器の指定がなく、NetFlow v5/NetFlow v9に対応しているネットワーク機器であれば、幅広く対応できる。

 OSSを組み合わせて実現しているため、機器やインターフェイスの数によるライセンスはなく、必要になるコストはハードウェアとシステムの導入費、システムの保守費用のみで、シンプルな料金体系で利用できる。

 OpenNFAは、OSSのNetFlowコレクタとメッセージサービス、データベースを利用することで、遅延時間がほとんどない、タイムリーなデータ受信を実現。さらに、これらのソフトウェアの組み合わせと独自のチューニングにより、中規模のハードウェア1台で、秒間5000件を超えるフローデータの受信が可能で、数百万件のデータの集計・可視化も行える。

 こうした特徴から、新たに購入が必要となる機器を最小限に抑え、企業で利用するネットワーク規模に合わせたNetFlowの監視を導入できるとしている。

 OpenNFA構築サービスの価格(税別)は、初期構築費用が164万円から(ハードウェア別)、保守費用が年額16万7000円から。