デージーネット、PowerDNSの商用サポートにIP資産管理ツールを追加

　株式会社デージーネットは25日、オープンソースのDNSサーバー「PowerDNS」の商用サポートに、2月1日からIPアドレスの管理ツール「phpIPAM」を追加すると発表した。

　組織内のIPアドレス管理においては、サーバーやプリンターといった固定で使用されるIPアドレスの範囲と、各個人のPCなど変動可能なIPアドレスの範囲を管理するケースが多い。組織の規模が大きく、サーバーやPCなどネットワーク接続機器の数が増えると、IPアドレスの管理が複雑になるという課題がある。

　管理を手動で行っている場合、新しい機器を追加する際には利用可能なIPアドレスを探すだけでなく、IPアドレスとホスト名の対応をDNSサーバーに設定する必要があり、変更点を管理表に記載していなかったなどの理由から、実態と管理表に差が生まれる危険性がある。

　こうした課題に対し、PowerDNSとphpIPAMを連携させることで、IPアドレスの空き状況を視覚的に把握できるようになり、そのままDNSへの登録もできるため、ネットワーク管理業務の効率を高められるとしている。