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デージーネット、Kubernetes環境構築サービスにセキュリティ強化オプションを追加

 株式会社デージーネットは10日、オンプレミスにてKubernetes環境を構築する「コンテナスターターサービス」の新オプションとして、「コンテナセキュリティ強化オプション」を同日より販売開始すると発表した。

 「コンテナスターターサービス」は、クラウドのコンテナサービスを利用できない企業などに向け、オンプレミスにKubernetes環境を構築するサービス。Kubernetesクラスタの構築をデージーネットが行い、利用するために必要なコンポーネントをインストールした状態で納品するほか、利用開始後のQ&A対応や障害対応もデージーネットが行うという。

 今回発表された「コンテナセキュリティ強化オプション」は、Kubernetes環境をより安全に利用できるように、コンテナの脆弱性スキャンを行うオプションサービス。脆弱性データベース情報をもとに、「コンテナホスト」「コンテナイメージ」「実行中のコンテナ」それぞれの脆弱性スキャンを実施してくれる。

 またコンテナやポッドに対してはランタイムスキャンを行うことによって、ファイルインジェクションやコンテナ間、コンテナ外への不正な通信も検知できるとした。なお、ランタイムスキャンで異常な動きを検知した場合は、アラート通知を行うとのこと。

 なお、スキャンによって脆弱性が見つかった場合は、デージーネットが脆弱性に対して必要な対策を検討し、ユーザー企業へ対策の提案を行うほか、必要な作業の代行も可能。さらに、異常な動きを検知した場合にどう対応するかといった対策方針の事前策定なども、同社にて対応できるとしている。

 価格は75万円から。利用にあたっては「コンテナスターターサービス」の契約が必要となる。