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デージーネット、オープンソースの統合ログ管理ツール「Graylog」の日本語マニュアルを無償公開

 株式会社デージーネットは22日、統合ログ管理のオープンソース「Graylog」の日本語マニュアルを、同社サイトで無償公開した。

 Graylogは、IoTなどの各種デバイスやソフトウェアから出力される、大量かつ多種多様なログやデータを集中管理し、高速な検索やグラフ化ができるオープンソースソフトウェア。ログやデータの保管や検索に、ビッグデータ解析などで活用される全文検索エンジンを利用し、高速検索を実現。 収集したログを解析して保管することで、さらに高速にログの検索と表示を行うことができる。

 ログやデータの可視化にも対応し、例えばウェブサイトのアクセスログから、レスポンスタイムのグラフを作り、遅延が発生していないか確認するといった使い方を実現する。情報をフィールドに分解して管理するため、ログやデータの一部を切り出して集計することも可能で、データの件数やキーワードの出現数などのグラフやランキングを作成することでデータ分析に役立てられる。

 また、システム管理をウェブインターフェイスから行うことができ、ログやデータの収集・解析・保管する設定や、ログを扱う場合のローテーションなど、管理に必要な設定が可能。さらに、検索や解析結果の表示も画面で確認することができ、グラフィカルにデータを見ることができる。

 Graylogはオープンソースのため無償で公開されているが、ウェブインターフェイスが日本語化されていないという課題があることから、デージーネットではGraylogの日本語操作マニュアルを作成し、サイト上で無償公開した。

 デージーネットでは、Graylogを使用したログやデータの管理サーバーの提案・構築を行っている。デージーネットで構築したGraylogには独自パッチが適用され、必要な時にすぐに日本語マニュアルが利用できるようになっている。また、デージーネットでGraylogを構築した場合、Q&Aやセキュリティ情報提供、点検とチューニングなど、継続してシステム管理のサポートを行うOpen Smart Assistanceという導入後サポートを提供している。