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帳票発行システム「バクラク請求書発行」、インボイス制度に対応した支払通知書を発行可能に

 株式会社LayerXは6日、帳票発行システム「バクラク請求書発行」において、適格請求書等保存方式(以下、インボイス制度)・電子帳簿保存法に対応した支払通知書を発行できる新機能を搭載したと発表した。

 バクラク請求書発行は、請求書をはじめとする各種帳票の作成・送付・保存が可能な帳票発行システム。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しており、帳票発行業務の効率化と法令対応を同時に実現できるという。

 今回のアップデートでは、所定のテンプレートを使用し、簡単に支払通知書の作成・送付・保存ができるようになった。取引相手の登録番号等の記載事項を満たすことで、インボイス制度にも対応可能なほか、電子帳簿保存法に即した保存もできるとした。

 また発行した支払通知書は、クラウド型ワークフロー「バクラク申請」やクラウド型請求書受領サービス「バクラク請求書受取」にメール経由で取り込め、支払申請や仕訳データ・振込データの作成をスムーズに行えるとしている。

 インボイス制度では、売り手から適格請求書(インボイス)の交付を受ける代わりに、買い手が所定の事項が記載された支払通知書や仕入明細書を作成し、売り手側の確認を受けることで、仕入税額控除の適用を受けられる。支払通知書についても、適格請求書に準じた事項の記載の必要から、様式等の変更が求められるほか、免税事業者等との取引が多い会社においては、適切な請求書の回収懸念や売り手側の負担軽減等のために、買い手側が支払通知書等を交付する実務の増加も見込まれているという。LayerXでは今回の機能強化により、こうした業務の担当者の負荷を軽減するとのことだ。