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NEC、ガバメントクラウドへの移行や環境構築、運用管理を支援するサービス

 日本電気株式会社(以下、NEC)は5日、政府が提供し、官庁および地方自治体が共同利用するクラウド基盤「ガバメントクラウド」への移行、構築、運用管理を支援する「ガバメントクラウド運用支援サービス」を、2024年3月から提供開始すると発表した。

 ガバメントクラウド運用支援サービスは、ガバメントクラウドへの移行と運用を支援するサービス。ガバメントクラウドテンプレートの適用サポートおよび環境構築に利用できるIaC(Infrastructure as Code)テンプレートを提供し、クラウドサービスの運用業務を支援する。

 ガバメントクラウド対象クラウドサービスの1つであるAmazon Web Services(AWS)で環境構築する場合は、デジタル庁が推奨するAWS CDK(Cloud Development Kit)ベースのIaCテンプレートを提供するとのこと。こうしたIaCテンプレートによる効率的かつ迅速な環境構築により、クラウド固有の設計・運用スキルを有する技術者のリソースを、運用・管理業務から開発業務にシフトできるとしている。

 また運用時には、これまでのNECの実績をもとに、ガバメントクラウドテンプレート等から出力されるログをふるい分け、重要情報に絞って担当者に転送を行う。さらに、標準提供する自動電話通報機能により、重要なアラートは直接電話連絡により通知することで、ガバメントクラウド利用者およびガバメントクラウド運用管理補助者を支援するとした。

 具体的なメニューとしては、ガバメントクラウドテンプレート適用対応サービス、NECサンプルテンプレート提供サービス、ガバメントクラウド運用サービスの3つを用意する。価格は、最小構成で月額80万円。初期費用と、AWSなどのクラウド利用料は別途必要となる。