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日立ソリューションズ・クリエイト、ライセンス体系と価格を改定した「仮想オフィスサービス」新バージョンを販売

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは6日、2022年4月に提供開始した「仮想オフィスサービス」のライセンス体系と価格を改定したバージョンアップ版(バージョン2.0)を販売開始した。提供開始は10月10日予定。

 仮想オフィスサービスはこれまで、出社とテレワークを組み合わせた“ハイブリッドワーク”により、社員同士が離れて働く環境下であっても、コミュニケーション活性化を図り、従業員が一体感をもって働くことができるバーチャル空間を提供してきた。しかし、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類感染症に移行したことにより、企業を取り巻く環境や経営課題が変化しており、顧客のサービスに対するニーズが「ラフなコミュニケーションの実現」から、「部署やプロジェクトなどのチームメンバの安心・安全」「リアルオフィスにおけるコミュニケーションロスの軽減」などへと多様化しているという。

 こうした状況を受け、販売を開始する新バージョンでは、多様化する顧客のニーズに対応するため、シンプルに始めたい企業向けの「Starter」、社内コミュニケーションを活性化させたい企業向けの「Essential」、チーム内のコミュニケーションも重視している企業向けの「Enterprise」、さらに充実した機能を求める企業向けの「Premium」の、4つのライセンスを用意した。顧客が抱える課題に合わせてライセンスを選択することで、顧客が目指す企業像の実現をサポートするとしている。

 また、導入検討段階に利用できる無償の検証環境を用意した。これにより、導入前に機能を確認できる。

 さらに、オフィス回帰を進める顧客向けに、サービス内のフロアを、リアルオフィスと同じレイアウトに顧客自身で編集できる「フロアカスタマイズ(リアルフロア)」機能をオプションで提供する。同じオプション内の、リアルオフィスの座席予約を可能にする「座席予約」機能や、着席場所検索が可能な「座席位置確認(従業員検索)」機能と共に利用することで、フロア縮小により従業員の座席数を100%確保できない企業などが、フリーアドレスオフィスにおける座席予約や、リアルオフィスに出社した従業員の就業場所確認のツールとして、サービスを利用できる。

 仮想オフィスサービス(バージョン2.0)の1ユーザーあたりの価格(税別)は、Starterが月額400円、Essentialが月額500円、Enterpriseが月額650円、Premiumが月額800円。