日立ソリューションズ・クリエイト、「仮想オフィスサービス」にリアルオフィスの座席予約／位置確認機能を追加

　株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは17日、4月に提供を開始した「仮想オフィスサービス」に、リアルオフィスに出社する際の座席予約と座席位置を確認できる機能を追加したと発表した。

　仮想オフィスサービスは、職場をイメージした仮想オフィス空間をクラウド上に構築し、出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークにより社員が離れて働く環境で、他者の存在を感じながら一体感を持って働くことをサポートするサービス。フロアマップや360度パノラマビュー、雑談ルームなどのほか、Microsoft 365連携によるコミュニケーション機能や、メンバーの状況を一覧できるチームボード、自由にチームを作成できる機能などを提供する。

　新たに提供する「座席予約機能」は、リアルオフィスに出社する際に、スマートフォン・タブレットやPCから、出社予定日の座席を30分単位で予約できる。会社が保有する拠点やフロアの中から出社したい場所を選択して、座席を指定して予約できる。

　また、二次元コードによる座席のチェックイン／チェックアウト機能を活用することで、希望する席が空席であるかどうかをリアルタイムに確認でき、空席であれば予約なしでそのままチェックインして利用できる。

　オフィス情報表示専用のフロアマップでは、当日オフィスに出社している人の座席位置が一目で確認でき、出社している人の中から話しかけたい相手を見つけられる。チームボードのチームメンバー一覧からもリアルオフィスでの座席位置を確認でき、出社状況の確認にも利用できる。

　また、管理職向けには、「毎朝、チームメンバーの出勤状況の通知」や「退勤時に勤務を続けているチームメンバーへの声かけ」の機能を用意。これにより、コミュニケーションの活性化だけでなく、チームメンバーの体調不良などの早期発見・早期対処にもつなげられるとしている。

　仮想オフィスサービスの提供価格（税別）は、利用ライセンスが1人あたり月額800円（利用人数2000人までの場合）。契約は年間契約で、最小100人から利用可能。また、Microsoft 365 E3以上の契約が必要となる。