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「バクラク電子帳簿保存」とアステリアの「ASTERIA Warp」が連携、企業の電子帳簿保存法への対応を支援

 株式会社LayerXとアステリア株式会社は5日、LayerXの法人向け支出管理サービス「バクラクシリーズ」と、アステリアのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」に関する業務提携を発表した。まず第1弾として、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応したクラウドストレージサービス「バクラク電子帳簿保存」と、ASTERIA Warpとの連携を開始する。

 2022年度の電子帳簿保存法改正により、電子取引関連書類の電子保存が義務化され、各企業は同法の保存要件に適したシステムを導入するなどの、経理業務のデジタル化への対応が急務となっている。しかしその一方で、多くの企業では受発注管理にまつわる書類(見積書、注文書、納品書等)と会計関連書類(請求書、領収書等)とがそれぞれ別々のシステム上にて管理され、各書類の受け渡し方法や管理者もさまざまであることから、電子帳簿保存法関連書類の一元管理が難しいという課題を抱えているとのこと。

 また、異なるシステム上で管理されている関連書類を1つのシステムに連携しようとした際に、システム構築費用が甚大になること、および社内運用が煩雑になる等の懸念点が指摘されているという。

 そこで両社は今回、製品連携の第1弾として、バクラクシリーズ内の電子帳簿保存法、インボイス制度に対応したクラウドストレージ製品である「バクラク電子帳簿保存」と、ASTERIA Warpの連携を開始した。これにより、企業が従来利用しているシステム上に保管されている書類およびテキストデータを、ASTERIA Warpを介して自動収集し、バクラク電子帳簿保存にシームレスに転送保管することが、ノーコードで可能になるため、両製品を利用する企業は、既存システムの大幅な改修をすることなく、電子帳簿保存法への対応を行えるようになるとのことだ。