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ソフトバンク、Azure OpenAI Serviceの導入・活用を支援するパッケージソリューションを提供

 ソフトバンク株式会社は2日、日本マイクロソフトが提供する生成AIソリューション「Azure OpenAI Service」を導入する企業や自治体に向け、その導入・活用を支援する「Azure OpenAI Service スターターパッケージ」を、本格的に提供開始すると発表した。

 生成AIへの関心が高まる中で、Microsoft Azure上で自社の仕様にカスタマイズされたChatGPTを活用できるAzure OpenAI Serviceへの注目もまた高まっている。今回発表されたAzure OpenAI Service スターターパッケージは、このAzure OpenAI Serviceを導入しようとする企業や自治体が、よりスムーズに生成AIの導入を実現できるよう、ソフトバンクがトータルにサポートするソリューションである。

 具体的には、同社が対象業務の選定や契約および環境構築の支援、基礎知識の学習機会の提供、人材育成、教師データの作成、ガイドラインの整備など、フルサポートを提供する点が特徴で、これまでソフトバンクが法人向けソリューションの提供で培ってきたノウハウを生かすほか、AI/DX人材育成サービス「Axross Recipe for Biz」や、アノテーション代行サービス「TASUKI Annotation」など、ソフトバンクの独自サービスを活用したサポートを実施する。

 またセキュリティ面では、安全・安心な生成AIの活用を可能にするとのことで、顧客のデータが国内のみに保管される環境を構築するほか、ソフトバンクのクラウド接続サービス「OnePort」を利用し、顧客の拠点から「Azure OpenAI Service」まで、閉域網で安全にアクセスできる環境を提供する。またAzure OpenAI Service上に顧客がアクセスしたログ情報や分析結果などは保存されないとした。

 ラインアップとしては、顧客のニーズに合わせて、「ベーシックプラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3つを用意する。いずれのプランにおいても、24時間365日のサポートや、プラン内容に応じた運用監視、インシデントの対応などが可能としている。