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住友電工情報システム、ローコード開発基盤をクラウド上で利用できる「楽々Framework3 Cloud」を提供開始

 住友電工情報システム株式会社は25日、システム開発を直感的な操作で実現するクラウド型ローコード開発基盤「楽々Framework3 Cloud」を7月に提供開始したと発表した。

 楽々Framework3は、業務にそのまま使用できる大小の機能部品を組み合わせることにより、Webアプリの開発を高速化する、部品組み立て型ローコード開発基盤。住友電工情報システムでは、より多くの企業のDX推進を支援するため、楽々Framework3をクラウド上で利用できる、楽々Framework3 Cloudの提供を開始した。

 楽々Framework3 Cloudは、環境構築が不要で、すぐに開発に着手できる。用意された部品を組み立てるローコード開発により、スピーディにシステムを構築し、早期リリースを実現する。バックアップ・リストア機能を備え、テストもスムーズに実行できるため、スピーディなシステムの内製化に寄与する。

 大小の機能部品を選択して組み立て、複雑な要件はアドオンし、ローコード開発で機能性の高いシステム構築ができる。統合開発環境「RakStudio」のアシストにより、プログラム自動生成・マウス操作で楽々に編集し、スピード開発が可能。セキュリティ要件の機能も装備する。

 オンプレミス環境のライセンスを持っている場合は、開発はクラウドでおこない、本番はオンプレミスで運用することも可能。社内システムとの連携でセキュリティの課題がある場合などに、環境を選べるメリットがある。また、構築時には楽々Framework3 CloudやJDK(Java開発環境)も、バージョンを選んで利用できる。

 楽々Framework3 Cloudは、バージョンアップや機能追加が容易にでき、ブラウザーの変化にも適応する。バージョンアップの要否が選択でき、新機能が必要になった時に実施することも可能。開発ニーズに合わせた環境を整え、使いやすさを維持できる。