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ハンモック、事前の帳票設計や設定が不要なAI-OCRソリューション「DX OCR」を正式リリース

 株式会社ハンモックは22日、帳票をはじめとするさまざまなドキュメント、画像などから文字データを認識・抽出できるAI-OCRソリューション「DX OCR」を正式リリースしたと発表した。

 DX OCRは、帳票設計や設定が不要でありながら、手書き文字を含めたさまざまな画像・文字をスムーズにデータ化できるクラウド型AI-OCRサービス。ハンモックでは2023年12月の発表後、6カ月で合計約200件の評価を実施してきたが、特長である手書き文や斜め文字の認識ができる点、定型・非定型を問わず、帳票設計が不要である点から、あらゆる帳票レイアウトの自動解析と仕分けに成功したほか、従来のAI-OCR製品で問題となっていた、白抜き文字や網掛け文字の読み取り、論文などの段落を順番通りに読み取りについても、正確な構造解析と識字に成功したとのこと。

 また、申込書や請求書、注文書などOCRで読み込むことが通例となっている帳票はもちろん、アンケートや勤怠表、契約書、ミルシートなど、各業種・業界または職種に特化したものも含めて、AIでレイアウトを正確に解析し、文字や文章を正確に抽出できたという。

 ハンモックではこうした無償評価からの結果と、さまざまな意見・要望を基に、OCRメーカーとして蓄積してきた開発ノウハウを加えて、今回、DX OCRを正式リリースする。サービスでは、紙帳票をスキャンまたは撮影し、必要な項目を選択することで、基幹システムに連携可能なCSVデータを出力可能。今後は、OCRでの認識後、ハンモックと契約の在宅ワーカーに画像を提供してデータ化する付加サービスも提供を予定している。