ニュース

SUSE、RHEL互換ディストリビューションの開発を発表

 独SUSEは現地時間11日、一般公開されているRed Hat Enterprise Linux(RHEL)をフォークし、制限なく誰でも利用できるRHEL互換ディストリビューションを開発・保守すると発表した。今後数年間で、SUSEはこのプロジェクトに1000万ドル以上の投資を予定するとしている。

 SUSEのCEOであるDirk-Peter van Leeuwen氏は、「何十年もの間、コラボレーションと成功の共有がオープンソースコミュニティの構成要素でした。私たちには、これらの価値を守る責任があります。この投資は、今後何年にもわたってイノベーションの流れを維持し、顧客もコミュニティもベンダーロックインに陥ることなく、今日だけでなく明日も真の選択肢を得られるようにするものです」と話している。

 SUSEは、オープンソースコミュニティと協力して、RHELとCentOSのユーザーのための長期的かつ永続的な互換性のある代替製品の開発に取り組んでいると説明。SUSEは、このプロジェクトをオープンソース財団に寄贈し、代替ソースコードへの継続的な無償アクセスを提供する予定としている。