ニュース

日立、ハイブリッドクラウド基盤「EverFlex」でAzure対応ソリューションを提供

ソリューションの概要図

 株式会社日立製作所(以下、日立)は19日、ハイブリッドクラウドソリューション「EverFlex from Hitachi(以下、EverFlex)」を強化し、日本マイクロソフト株式会社のMicrosoft Azure(以下、Azure)に対応したソリューションを提供開始すると発表した。

 ソリューションは、EverFlexにおいて、Azureとシームレスなデータ連携が可能な日立HCIソリューションをAs a Serviceで利用できるほか、マイクロソフトが提供する管理ツール「Azure portal」から、日立HCIソリューションおよび日立のストレージである「Hitachi Virtual Storage Platform(以下、VSP)」の一元管理が可能となる。

 ソリューションは、EverFlexにおいて、Azure利用に適した性能と信頼性を確保したシステム構成としてマイクロソフトの認定を取得した「日立HCIソリューション for Azure Stack HCI」を、As a Serviceで利用できる。

 同時に、日立のストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform(以下、VSP)」がAzure Arcに対応し、マイクロソフトが提供する管理ツール「Azure portal」から、複数拠点で稼働するリソースとともにVSPを、Azureリソースとして一元的に運用管理できるようになった。これらにより、業務状況に応じて柔軟かつ迅速にデータ基盤を利用・拡張できるとともに、ハイブリッドクラウド環境の運用管理負担を低減する。

 また、Azureと高速かつ高信頼にデータ連携できる、ニアクラウド環境向けサービスを提供する。具体的には、Azureと高速回線で接続されたエクイニクスのデータセンターに、日立HCIソリューションや日立ストレージを設置し、As a Serviceでの利用を可能にした。これらにより、オンプレミス、Azure、エッジを適材適所で利用し、機密性の高いデータでも、安全・安心に利活用できるハイブリッドクラウド環境を実現する。

 日立は、今後もEverFlexにおいて、さまざまなパートナーとの協創を強化することで、オンプレミスとクラウド双方のサービスメニューを拡充し、データ利活用の幅を広げ、データドリブン経営に貢献するとしている。