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テラスカイのチャットボット「mitocoアシスタント」、ChatGPTを用いた「FAQ自動生成機能」を提供

 株式会社テラスカイは1日、組織内の問い合わせ対応を自動化するチャットボット「mitocoアシスタント」に、ChatGPTに対応した新機能「FAQ自動生成機能」を追加したと発表した。日本語の自然な会話を実現する国産AIにより、登録されたQ&Aを単語単位でAIが理解して、最速かつ最適な回答を導き出せるという。

 mitocoアシスタントは、組織内の問い合わせを自動化するチャットボット。テラスカイグループの株式会社エノキが開発した会話型AIプラットフォーム「ENOKI」をAIエンジンとして採用しているが、今回、ENOKIのChatGPT対応に伴い、mitocoアシスタントでもFAQ自動生成機能を提供開始する。

mitocoアシスタント画面

 このFAQ自動生成機能は、Q&Aの生成を自動化する機能で、Q&Aの基となる業務マニュアルや社内規定などのドキュメントをmitocoアシスタントに読み込ませてテキスト化した後、ChatGPTを使用して膨大な量のQ&Aを自動生成してくれる。

 なお、生成されたQ&Aは人間による可読性や妥当性のチェックを行う必要があるが、エノキのチャットボット導入ノウハウとChatGPTを組み合わせて利用することで、短期間で内容に誤りがなく、網羅性の高いQ&Aを大量に生成できるため、チャットボットの回答精度を高められるとしている。

 mitocoアシスタントをスムーズに立ち上げるためには、できるだけ多量かつ網羅性、真正性の高いQ&Aを登録しておく必要があり、組織内チャットボットの導入には、このQ&Aの作成に多くの工数を要するという課題があった。テラスカイでは、FAQ自動生成機能を利用することにより、こうした課題を解決できるとアピールしている。

 mitocoアシスタントのライセンス費用(1組織)は20万円から。また別途、mitocoライセンスや、利用企業によるChatGPT APIの契約も必要となる。FAQ自動生成機能を活用した導入コンサルティングの費用は個別見積もり。