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PwCコンサルティング、対話型生成AIの全社活用に向けたガイドライン策定を支援

 PwCコンサルティング合同会社は30日、企業が安全かつ効果的に対話型のAIチャットボット(対話型生成AI)を導入するための「対話型生成AIガイドライン策定支援サービス」を提供開始すると発表した。

 「対話型生成AIガイドライン策定支援サービス」は、PwCコンサルティングが4月より提供している生成AIコンサルティングサービスに含まれる「生成AIに関するリスク管理支援」の中でも、対話型生成AIに特化したもの。対話型生成AIの活用とリスク対策を並行して進めることを前提としており、対話型生成AIの導入を進める企業すべてを対象にしている。

 同サービスでは、さまざまなAIリスクに対応したガバナンス体制構築を支援する「AIガバナンス導入サービス」を通じて同社が蓄積された実績や知見を生かし、対話型生成AIの特質や最新動向も踏まえた上で、対話型生成AIガイドラインを策定する。これによってリスクに適切に対応した上で、対話型生成AIの活用による効果を最大化できるよう、利用企業を支援するとした。

 なお策定までのプロセスは、「リスク分析」「ルール策定」「社内展開」の3つに大別され、以下の5つのステップで進行する。

1)利用者に与える影響の分析:企業が対話型生成AIを導入することで利用者が直面する可能性のあるリスクを検討し、リスクレベルを分析

2)データとモデルのリスク分析:対話型生成AIの導入によって被る可能性のあるリスクを、特定のユースケースを想定した上で、インプットとなる「プロンプト(生成AIへの指示文)」、公平性を保つべき「AIモデル」、最終生成物である「アウトプット」の3つの観点から分析

3)アウトプット取り扱いルール策定:著作権の有無、倫理性や正確性などの確認項目に応じて生成物を分類し、生成物の取り扱いルールを策定。これにより、問題となるような生成物の発信を防ぐ

4)プロンプト作成ルールの策定:対話型AI活用のユースケースごとにシナリオを作成して、期待する生成物および想定するプロンプトを整理し、プロンプト作成時のルールを策定

5)ガイドラインの展開:1)~4)で策定した内容を対話型生成AI活用ガイドラインとしてまとめ、社内の利用者に展開する。例えば、従業員への説明会実施や問い合わせ対応の仕組み構築などが含まれる

PwCの対話型生成AIガイドライン策定ステップ