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PwC Japanグループ、生成AI活用したビジネス変革のコンサルティングサービスを提供

 PwC Japanグループは6日、生成AI(Generative AI)の専門タスクフォースを組成し、生成AIを活用したビジネス変革のコンサルティングサービスを提供開始すると発表した。

 生成AIとは、主に画像、音声、テキストなどを用いた深層学習(ディープラーニング)により、大量のデータから規則性やパターンを学習し、その学習結果をもとに新しいデータを生成することができるAIのこと。生成AIに関する技術そのものは以前から存在していたが、近年の進化が著しい分野であり、ChatGPTが爆発的な人気を得たことなどから、急速に注目が高まっている。

 こうした背景を受けてPwC Japanグループは、生成AIの専門タスクフォースを組成し、1)生成AIを活用した事業化、2)生成AIの社内導入、3)生成AIに関するリスク管理――を支援するコンサルティングサービスを提供開始する。

 具体的には、1)では、事業化支援では、クライアントの生成AIに関する事業化案の創出から事業の推進までを支援。2)では、既存業務における課題を分析し、生成AIによる新規業務プロセスの検討、既存システムへの組み込み、組織変革をサポートするという。また3)では、生成AI特有の新規リスクの抽出と対策方針の検討を支援するとした。あわせて、生成AIの社内導入の検討を本格的に開始する前に、導入の実現可能性や導入効果の初期診断をクイックに行うプログラムも用意している。

 なお、生成AI専門タスクフォースは、PwCコンサルティング合同会社、PwCアドバイザリー合同会社、PwCあらた有限責任監査法人、PwC税理士法人、PwC弁護士法人のメンバーから構成され、AIの実績・知見に加え、コンサルティング、監査、税務、法務、M&Aといった専門性を結集。その他の業界や各種領域の知見を有する専門家とも適宜連携して、日々進展する生成AIに関連する動向を的確にとらえ、クライアント企業のニーズに合った支援を包括的に提供するとのことだ。