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PFU、リコーブランド初となる業務用イメージスキャナー「RICOH fi-8040」「RICOH fi-70F」を販売開始

 株式会社PFUは6日、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」から、リコーブランドとして初めてとなる、A4サイズ対応のADFスキャナー「RICOH fi-8040」とA6サイズ対応のフラットベッドスキャナー「RICOH fi-70F」の2機種を販売開始した。また、PFUでは6日から、イメージスキャナー「fiシリーズ」「SPシリーズ」および「ScanSnap」を、リコーブランドとして順次販売開始すると発表した。

 PFUは富士通の100%子会社だったが、2022年9月にリコーがPFUの80%の株式を取得し、現在はリコーの子会社となっている。これに伴い、PFUのスキャナー商品は、2023年4月から順次リコーブランドに変更することが発表されていた。

 新製品のfi-8040は、医療や官公庁で利用されているエントリーモデル「fi-7030」の後継機種で、スキャナー本体には4.3インチのカラータッチパネルを搭載し、コンパクトサイズながら毎分40枚/80面(従来比1.5倍)の高速読み取りを実現。インターフェイスは、USB3.2に加えて有線LAN接続に対応する。

 新機能の「DirectScan」は、業務や用途に合わせて、あらかじめ読取条件や保存先をジョブとして設定しておくことで、PCを操作することなく、スキャンしたイメージデータをネットワークフォルダーやFTPサーバーに直接保存できる。

 また、サーバーソフト「PaperStream NX Manager」の使用により、業務アプリケーションやクラウドサービスにイメージデータの連携が可能。「fi-8190シリーズ」や「fi-7300NX」を集中運用している既存環境にも、fi-8040を増設して利用できる。

 fi-70Fは、自治体や病院・店舗など窓口での本人確認業務で多く導入されている「fi-65F」の後継機種で、運転免許証などの本人確認書類を1秒で高速に読み取り、受付窓口における効率向上を実現する。

 fiシリーズ専用ソフトの「PaperStream」では、最新アップデートにより、QRコードの認識精度を向上。小さなQRコード(0.28mm/セル)や、インクジェットプリンターで印刷したQRコードに対しても、高精度な認識を実現する。

 製品の価格(税別)は、fi-8040が6万4500円、fi-70Fが4万8000円。出荷開始は、fi-8040が5月17日、fi-70Fが4月7日。