PFU、業務用A3高速イメージスキャナー「RICOH fi-8950」「RICOH fi-8930」「RICOH fi-8820」を販売

　株式会社PFUは11日、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」のフラッグシップモデルとして、ADF（Auto Document Feeder）タイプのA3高速機「RICOH fi-8950」「RICOH fi-8930」「RICOH fi-8820」の3機種を販売開始した。出荷開始は1月16日。

　新製品は、金融、公共、医療、BPO分野などさまざまな業種に導入されている「RICOH fi-7900」「RICOH fi-7800」を、さらに進化させた上位機種にあたり、集中入力業務に適した高速・大容量モデル。

RICOH fi-8950（ADF両面モデル）

　最上位モデルのRICOH fi-8950は、シリーズ最速となる毎分150枚/300面の読み取りスピードと、一度に750枚まで積載可能な大容量原稿トレイを備え、大量読み取り時も高い生産性を発揮する。世界初の機能として、傾いた原稿を1枚ずつまっすぐに整えてから給紙する「自動スキュー補正」や、「ステープル原稿検知」機能を新たに搭載し、給紙性能を大幅に進化した。多様な原稿が混在する集中入力シーンにおいても、紙詰まりや原稿破損などのトラブルを防止する。

　また、原稿の種類によってスキャン時の原稿搬送経路を切り替えられる「デュアルパス構造」を搭載。新機能「ストレートスキャン」の使用で、折り曲げることができない厚手の原稿の読み取りにも対応した。さらに、進化した「排紙制御機能」が、小型原稿や折り目がついた原稿の排紙も緻密に制御し、スキャン後のオペレーターの作業負荷を軽減する。

　スキャナー本体には、4.3インチの大型タッチパネルと、ネットワークインターフェイス（有線LAN接続）を搭載し、さまざまな業務環境・インフラ環境にあわせて導入できる。

　製品の価格（税別）は、RICOH fi-8950標準モデルが143万円、RICOH fi-8930標準モデルが112万円、RICOH fi-8820標準モデルが104万円。