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Cohesity、データセキュリティソリューション「DataHawk」を日本で提供開始

 Cohesity Japan株式会社(以下、Cohesity)は4日、ランサムウェアなどのサイバー攻撃からの保護、検知、復旧を支援するデータセキュリティソリューション「Cohesity DataHawk(以下、DataHawk)」を日本で提供開始した。

 DataHawkは、復旧に使用する重要なデータ内にマルウェアが含まれていないかを識別する脅威防御、攻撃で露出した可能性のある機密データを高精度で特定・検出するAI/機械学習ベースのデータ分類、サイバーデータ保護庫サービス「Cohesity FortKnox」という、3つのセキュリティ機能を統合したSaaSソリューション。データ中心のアプローチにより、企業がランサムウェアやその他のサイバー攻撃からデータを保護、検知、復旧を行うことを容易にするとしている。

 機能面では、DataHawkは深層学習ベースのランサムウェア検知エンジンを搭載し、異常や潜在的な脅威、その他ランサムウェア攻撃の痕跡を迅速にスキャンすることで、インテリジェントな脅威からの保護を実現する。毎日更新される高度にキュレーションされ管理されたIOC(侵害の痕跡)脅威フィードセットを統合し、気付きにくいマルウェアを確実に特定する何千もの脅威ルールを活用できる。

 データ分類で影響度を迅速に評価する機能を備え、BigIDのデータ分類テクノロジーを活用し、大規模なデータセットを正確に検出/分類することで、攻撃の影響の把握を支援する。顧客は、データセットの分析、タグ付け、分類、ラベル付け、クラス分類を行う200以上の組み込みの分類器と機械学習を使ったアルゴリズムにより、誤検出を調査する時間をなくし、迅速に解決に至れる。GDPR、PCI、HIPAAなどのデータプライバシーと保護規制に対し、事前に定義されたポリシーは、組織がこれらの機密データセットを迅速に特定し、優先順位を付けるのに役立つとしている。

 また、DataHawkに含まれるCohesity FortKnoxは、最新のクラウドベースのサイバーデータ保管庫サービスで、データのオフサイトコピーを確保することを可能にし、仮想エアギャップにより攻撃者の手からデータを遠ざけられる。保存されたデータは、Cohesityが管理するクラウド保管庫から、元の場所へ復旧することや、パブリッククラウドなどの代替の場所へ復旧できる。