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日立ソリューションズ、サブスクビジネス支援ソリューション「BSSsymphony」をインボイス制度に対応

 株式会社日立ソリューションズは1日、サブスクリプションビジネス(以下、サブスクビジネス)に必要な顧客管理、契約、課金・請求、決済をトータルで支援する「BSSsymphony」をインボイス制度に対応し、3月2日に販売開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 BSSsymphonyは、顧客管理、契約、課金・請求、決済まで、サブスクビジネスに必要とされる管理機能を備えたプラットフォームを提供するサービス。日本の商習慣への適合と、アドオンによる個別カスタマイズが可能な点を特徴として、通信(CATV、MVNO)やエネルギー(ガス事業者)などの社会インフラを中心に、不動産、金融、製薬、小売業など多様な業種で採用されている。

 一方、課税事業者には、10月から開始される「消費税の軽減税率方式・適格請求書等保存方式(インボイス制度)」への対応が求められており、適格請求書発行事業者として登録するだけでなく、定められた項目を表示した適格請求書の発行やデータ保管が必要となる。

 日立ソリューションズでは、顧客が適格請求書発行事業者としてサブスクビジネスの新規開始、運営の継続ができるよう、インボイス制度の要件を満たせるように対応した。これにより、企業はサブスクビジネスの効率的な運営や法令順守に加え、適格請求書要件への対応や適格請求書発行業務に関する作業負担を軽減できる。

 BSSsymphonyのインボイス制度への対応では、煩雑な消費税計算ルールに対応。インボイス制度で求められる、適用税率ごとの合計金額、税率ごとに1回しか認められない消費税金額の端数処理に対応する。

 また、適格請求書では、適格請求書発行事業者の氏名または名称および登録番号、税率ごとに区分した合計金額(税別/税込)、税率ごとに区分した消費税額の表示項目が定められる。これらに対応した請求書作成を行えるとともに、顧客が既に利用している外部システムへのデータ連携に対応する。また、請求書の保存義務化に対応した、定められた期間の請求書データの保管にも対応する。

BSSsymphonyのインボイス制度対応ポイント