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日立ソリューションズがサブスク管理基盤「BSSsymphony」を強化、同一システム上で新規事業/サービスの提供が可能に
2025年7月4日 08:30
株式会社日立ソリューションズは、サブスクリプション(サブスク)ビジネスに必要な顧客管理、契約、課金・請求、決済を支援する「BSSsymphony サブスクリプションプラットフォーム」(以下、BSSsymphony)において、マルチテナント対応版を7月3日から提供開始すると発表した。
「BSSsymphony」は、サブスクビジネスを運用するうえで必須となる、定額・従量などの複雑な料金設定や、定期的に発生する課金請求、契約、物品管理といった業務を支援するプラットフォームで、製造や通信、ガス、医薬などさまざまな業界で導入されているという。
また、サービスの利用状況を可視化するダッシュボードも提供されており、カスタマーエクスペリエンスの向上に貢献できるとのことで、形態としてはSaaS型、オンプレミス型(パッケージ版)の双方が用意されている。
この「BSSsymphony」では従来、利用企業が同一プラットフォーム上で新たな事業やサービスを立ち上げる際には、個別にテナントを作成し、新しい環境を構築する必要があったとのこと。しかし今回、マルチテナントに対応したことにより、事業の管理者はシステムを再構築することなく、マスタ設定のみで、新たな事業やサービスの顧客管理、契約管理、課金管理をすぐに開始できるようになった。
さらに、利用企業の事業、販社、代理店ごとにデータのアクセス権限を付与するなど、複数の事業や新サービスの管理をきめ細やかに支援でき、事業管理者の負荷軽減やシステムのカスタマイズにおけるコスト削減を支援するとしている。