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パナソニック、PoE++給電が可能なマルチギガ対応スイッチ「MXG-ML8THPoE++」

Wi-Fi 6アクセスポイントやローカル5Gシステムとの接続に最適

 パナソニックEWネットワークス株式会社は、無線LANアクセスポイントやローカル5Gシステムなどとの接続に適したマルチギガ対応のレイヤ2スイッチ「MXG-ML8THPoE++」を、10月より販売開始すると発表した。価格は30万6900円(税込)。

 MXG-ML8THPoE++は、1ポートあたり最大90W(特定の機器には最大95W)、装置全体では最大240WのPoE++給電が可能なスイッチ。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)アクセスポイントやローカル5G基地局など、消費電力の高いネットワーク機器との接続に適しているという。

 インターフェイスはPoE++給電対応のマルチギガビット(100/1000/2.5G/5GBASE-T)×8ポートと、アップリンク用の100/1000/2.5G/5G/10GBASE-T×2ポートを搭載。さらに、SFP+拡張スロット×2も備えている。

 またPoE給電対応ポートでは、PoE接続機器のフリーズを検知し、給電のOFF/ONを行うことで接続機器をリブート(再起動)させ、フリーズから復旧させる「PoEオートリブート」機能を利用可能だ。

 加えて、高精度な時刻同期を実現するPTP(Precision Time Protocol)に対応しており、ローカル5Gシステムの基地局同士の高精度な時刻同期をPTPによって行えるので、基地局ごとのGPS設置工事が不要になるとしている。

 このほか、ネットワークの運用管理を支援する機能「UDLD」「sFlow」により、リンク監視や、ネットワークトラフィック監視で通信障害の迅速な特定が可能。これらの機能で、安定したネットワーク運用をサポートするとのことだ。