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パナソニック、Wi-Fi 7対応アクセスポイント「AIRRECT AP-7410」を2026年1月に発売

PoE給電対応のオール10GbEスイッチも

 パナソニックEWネットワークス株式会社(以下、パナソニック)は27日、Wi-Fi 7対応のクラウド管理型無線LANアクセスポイント「AIRRECT(エアレクト) AP-7410」を発表した。また同時に、全ポートが10Gigabit Ethernet(10GbE)に対応したスイッチ「XA-AML8TFPoE++」「XA-AML16TFPoE++」「XA-AM16T」の3モデルも提供する。いずれも、販売開始は2026年1月21日の予定。

AIRRECT AP-7410

 「AP-7410」は、最新規格であるWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応したクラウド管理型アクセスポイント。2.4GHz帯+5GHz帯に加え、電波干渉の障害を受けにくい6GHzの24チャンネルを利用できるため、安定した通信環境を提供できるという。

 また4×4 MIMOにより6GHz帯で最大11.5Gbps、5GHz帯で最大5.7Gbps、2.4GHz帯でも最大1.4Gbpsの高速スループットを実現。Wi-Fi 7の新機能であるMLO(Multi Link Operation)により、異なる周波数帯で同時に通信可能な点も特徴で、通信帯域の増加と通信の冗長化を実現し、通信の遅延時間や通信断リスクの低減につながるとした。

 有線のインターフェイスは、PoE受電に対応した10GBASE-Tポートを2ポート備え、10Gigabit Ethernet(10GbE)対応スイッチにつなぐことで、オール10Gbpsのネットワーク環境を実現可能。2つのインターフェイスを利用して冗長化し、ネットワークの可用性を向上させることもできる。

 さらに管理面では、クラウド管理型無線LANコントローラ「AIRRECT Cloud」により、遠隔から各拠点の一括設定を行えるとのこと。

 予定価格は40万2000円(税別)から。

 一方、同時に発売される予定の「XA-AML8TFPoE++」「XA-AML16TFPoE++」は、全ポートが10GbEに対応したスイッチ。最大90WのPoE給電能力を備えているので、「AP-7410」などの高速アクセスポイントや、高画質リモートカメラなどへの給電を行えるほか、PoE給電で接続しているカメラなどがフリーズした際に自動で再起動を行うオートリブート機能や、10kVの雷サージ耐性を標準装備している。

 このほか、PoE給電能力を持たないオール10GbEの集約用スイッチ「XA-AM16T」も同時に発売される予定だ。

XA-AML8TFPoE++