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パナソニック、Wi-Fi6対応のクラウド管理対応アクセスポイント「AIRRECT」を4月発売

最大4.8Gbpsの高速スループットを提供

 パナソニックLSネットワークス株式会社は22日、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応した無線LANアクセスポイント「AIRRECT(エアレクト) AP-6810」、クラウド型の無線LANコントローラ「AIRRECT Cloud」を4月21日より販売開始すると発表した。

 「AIRRECT」は、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応したアクセスポイント。5GHz帯の8×8送受信アンテナと2.4GHz帯の4×4送受信アンテナを搭載しており、最大4.8Gbps(5GHz帯)、最大1.1GHz(2.4GHz)の高速無線LAN環境を提供できるという。また、Wi-Fi6で採用されたOFDMA技術により、従来発生していた複数クライアントとの同時接続による通信速度低下、通信切断といった通信パフォーマンスの低下を抑制可能とのこと。

 加えて、不正アクセスを常時監視・防止し、不正クライアントの侵入を防止するWIPS専用アンテナを搭載しているため、高いセキュリティ性を保持することが可能。セキュリティスキャン実施中でもデータ通信のスループット低下は起こらないとした。

 また、同時に提供される「AIRRECT Cloud」により、拠点にコントローラ機器などを設置することなく、各アクセスポイントをクラウド上で一元管理を行える点も特徴。各アクセスポイントのファームウェアバージョンにあわせた設定を自動ダウンロードする機能も搭載する。

 さらにAIRRECT Cloudは、無線環境で発生するトラブルをいち早く検知・サポートをする障害原因究明・分析などの機能も備えているため、情報システム管理者の日々直面するトラブル対応の効率化を図れるとのこと。

 価格(以下、すべて税別)は、AIRRECT AP-6810が18万7800円。AIRRECT Cloudは、年間ライセンス方式での提供となり、1年が2万9000円、3年が6万5000円、5年が9万6000円。

 なおAIRRECT AP-6810はPoE受電に対応しているが、消費電力が最大35.2Wのため、パナソニックでは、PoE++(IEEE 802.3bt)給電に対応した同社のPoE++スイッチを含んだネットワーク構成を推奨している。