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パナソニック コネクト、i-PRO Sシリーズネットワークカメラの5MP PTZタイプ2機種と外付けマイクユニットを取り扱い開始

 パナソニック コネクト株式会社は20日、i-PRO株式会社のSシリーズネットワークカメラ5MP PTZ(パン・チルト・ズーム)タイプ2機種と、ネットワークカメラ用外付けマイクユニットを取り扱い開始した。

 5MP PTZタイプの2機種は、5MP(500万画素)の高解像度・光学ズーム倍率10倍で精緻な映像分析と広範囲の撮影が可能。2MPの解像度に対応した複数台のカメラで被写体を撮影していた場所も、1台でその範囲が撮影可能となり、カメラ台数の削減やカメラ操作の手間が軽減される。また、光学ズーム機能は、例えば工場における作業者の手元の映像確認や、河川状況の水位監視などに活用できる。

 最大毎秒500°の高速パン・チルト動作と高い位置精度により、見たい被写体を素早く確実に捉えられる。あらかじめ設定した画角への移動(パン・チルト・ズーム・フォーカス)時間の極小化を実現し、被写体を逃さず撮影できる。

 さらにAI自動追尾を標準搭載し、「人・車・二輪車」を自動で識別して、人が複数人いる場合や被写体が交差する場面でも自動追尾が可能。AIにより的確にスムーズに被写体を追尾することで、カメラ操作の負担軽減につなげられる。

 SシリーズはAIプロセッサー搭載により、物体(人・車)識別精度が高く、誤報を低減する。さらに、AIアプリケーションを最大2つまでインストール・同時運用でき、必要な用途に応じたAIアプリケーションをインストールして活用できる。90日間お試し版の機能拡張ソフトウェア(AI動体検知アプリケーション/AIプライバシーガードアプリケーション)をプリインストールしているため、すぐに試用できる。

 また、今回取り扱うSシリーズを含むi-PROのAIネットワークカメラは、「AI音識別機能」として人の叫び声やガラスの破損音、クラクション、銃声音をAIで識別しアラーム通知することで、映像監視を強化する。さらに、柔軟に設置可能なi-PROのネットワークカメラ用外付けマイクユニットを活用することで、効率よく音声を拾えるようになる。例えば、受付でのサービス向上の取り組みや、AI音識別機能によるガラス張りの路面店やショーケースへの侵入・盗難の対策などに活用できる。

 ネットワークカメラ用外付けマイクユニットは、コンパクトな薄型、シンプルな形状で、景観を損ねずに設置が可能。マイク本体部分は10円硬貨とほぼ同じΦ23mmで、厚さは15.5mmと目立たず景観を損ねない。マイク全体をすっきり見せる飾りカバー(同梱)も装着可能できる。屋外・屋内設置に対応し、 壁面や天井にも設置が可能。また、対象金具に直接取り付け可能な専用カバーを同梱する。