ニュース

パナソニック コネクト、1台で2つの画角を撮影する2眼マルチセンサーカメラを取り扱い開始

 パナソニック コネクト株式会社は30日、i-PRO株式会社の屋外用2眼マルチセンサーカメラを取り扱い開始すると発表した。

 屋外用2眼マルチセンサーカメラは、独立して方向調整が可能なカメラユニットを2台搭載し、従来2台のカメラ設置が必要な場所でも1台のカメラで撮影でき、省スペース化や設置工数の削減を図りつつ、広範囲の監視を実現する。

 製品ラインアップは、AIプロセッサー搭載の「Sシリーズ」2機種(8MP解像度、4MP解像度)と、AIプロセッサー非搭載のエントリーモデル「Uシリーズ」1機種(4MP解像度)の計3機種。細部の撮影にも適しており、例えば工場の現場では1つのカメラユニットで生産ライン全体を撮影しながら、もう1つのカメラユニットで作業中の従業員の安全を見守るなど、1台で複数の用途に活用できる。また、Sシリーズ2機種は、最大4つのAIアプリケーションをカメラにインストールすることで、画像解析カメラとして監視・防犯の強化や、業務効率化などさまざまな課題に対応する。

 2方向の広い範囲を撮影でき、通常のカメラを2台購入するシステム構成よりもコストを約30%抑えて設置でき、現場に設置するカメラの台数を削減する。また、1つの電源とLANケーブルで2つのカメラユニットの映像を伝送できるため、設置時に配線の手間がかからず、特にカメラの設置台数が多い大規模案件では、配線工事とカメラの設置工数の削減に貢献する。

 カメラには、第三者機関発行の電子証明書(Global Sign)に加えて、FIPS 140-2 Level3に認定されたハードウェアを搭載することで、セキュア性能が高い映像監視システムを提供する。