ニュース

パナソニック コネクト、スタジオカメラに近い性能を備える新リモートカメラ「AW-UE160W/K」

4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UE160W/K」

 パナソニック コネクト株式会社は26日、放送業界やライブ・イベントなどのエンタメ業界、映像制作に携わる顧客向けに、ハイレベルな高画質撮影と映像制作の効率化を両立する次世代の4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UE160W/K」を、2022年度内に発売すると発表した。

 AW-UE160W/Kは、放送業界やライブ・イベントでのより高品位な映像でのIP/リモート映像制作を見据え、スタジオカメラに近い性能を備えた新たなリモートカメラ。スタジオカメラ並みの高品質映像を持ちながら、斜め後ろや天井など、これまでにないアングルでのスタジオの映像制作を実現できるようにになる。

 新開発のイメージセンサーにより、スタジオカメラと同等の高感度F14/2000lxを実現。最新世代のLUMIXでも採用された新開発画像処理エンジンにより、画質がさらに向上し、低照度の環境でも被写体をきれいに捉える。さらに、新開発した、高速でのフォーカス合わせが可能な像面位相差オートフォーカス(PDAF)を新たに搭載し、動きの速い被写体の撮影にも対応する。新開発のPTZ(パン・チルト・ズーム)機構に加え、光学式画揺れ補正(OIS)にロール方向の電子式画揺れ補正(EIS)を追加したハイブリッド式画揺れ補正により、レールシステムやカメラアームなどの特殊機材を用いる現場でも、映像のブレを抑えた安定した撮影を実現する。

 人が入りにくい場所からの撮影や、人の帯同無しで撮影したいといった要望(高所撮影)、撮影環境の整っていないスタジオ外においても高品質な映像を撮りたい(リモート中継)といった要望にも対応。さまざまなインターフェイス(入出力端子)、プロトコルに対応し、1台のAW-UE160W/Kから複数外部接続機器への同時出力も可能で、XRを含むさまざまな放送現場のオペレーションの効率化が可能になるとしている。

 また、AW-UE160W/K向けに、IP映像伝送規格SMPTE ST2110を利用するためのアクティベーション用オプションソフトウェアキー「AW-SFU60G」も発売する。