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MCDRのKIX13データセンター、「NVIDIA DGX H100」対応のデータセンターに認定

 MCデジタル・リアルティ株式会社(以下、MCDR)は10日、「NVIDIA DGX-Ready Data Centerプログラム」の一環として、MCDRのKIX13データセンター(大阪箕面市)が「NVIDIA DGX H100」に対応したデータセンターとして、認証を取得したと発表した。KIX13データセンターは、MCDRのKIXキャンパス4棟目のデータセンターとして、2023年2月に開設された同社最新のデータセンター。

 NVIDIAの第四世代人工知能(AI)向けインフラシステムである「DGX H100」は、最先端のディープラーニングAIモデルを運用し、AIによるイノベーションを促進するために必要な計算能力を提供する「NVIDIA DGX SuperPOD」の基盤となる。

 MCDRでは、KIX13の「DGX H100」に最適化された柔軟で拡張性のある環境を使用することにより、顧客はAIを活用したビジネスの展開に必要な、多機能かつ一貫したインフラ環境を整備できると説明。また、データコントロールの権限を手元に置きつつ、大規模なAIの導入に伴うグローバル規模での拠点拡張・相互接続のニーズを満たすことが可能になるとしている。

 MCDRのデータセンターは、集約的なコンピューティングシステムの大規模展開に最適化された、堅牢かつ柔軟性のある専用環境を提供できることが評価され、今回、NVIDIAから「DGX H100」に対応可能であるとの認証を受けたという。

 また、AIの企業活動への導入が進むにつれ、目まぐるしい経営環境の変化に対応するための素早い意思決定の重要度が高まる中、そうした経営判断を可能にする、リアルタイムデータへの即時的なアクセスが、経営戦略上の鍵となっていると説明。MCDRのデータセンタープラットフォーム「PlatformDIGITAL」を利用することで、顧客は膨大な量のデータにスムーズに接続し、NVIDIAに認証された環境で安心してAIによるデータ処理を行えるとしている。