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日立物流の国内グループ会社21社、TISの経費精算システム「Spendia」を導入

 TIS株式会社は6日、株式会社日立物流の国内グループ会社主要21社に、経費精算システム「Spendia」を導入すると発表した。

 日立物流グループでは、基幹システムリニューアルの一環としてSAP HANAへリプレースするとともに、新しい経費精算システムの導入を検討。新型コロナウイルス感染症の感染拡大前から、働き方改革の潮流を受け、ペーパーレス化、テレワークの促進といった労働環境の変化や、法改正の動向に合わせて柔軟に対応可能な経費精算の仕組みを目指していたという。

 さらに、時間をかけず全社でDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するための仕組みの構築も必要とされており、第一ステップとして、部署・職位を問わず広く従業員が利用する、経費精算業務のDXに取り組むことになったとのこと。

 導入候補としては複数のサービスを検討したが、スマートフォンアプリのみで申請や承認も含めた経費精算業務の完結が可能な点、必要要件であった現行利用中の出張手配サービス「HTB-BCD トラベル」をはじめ、さまざまな外部サービスと柔軟な連携が可能な点、ノーコードで柔軟に各企業に合ったカスタマイズが可能な点、ランニング費用を抑えたSaaS型のサービス提供である点、GUIベースでワークフローが自由に作成・設定が可能な点などを評価し、TISのSpendiaを選定。SAP HANAと連携する仕組みを構築し、日立物流の国内主要グループ会社ほぼ全社へ展開することになった。

 日立物流グループでは、要件定義を通じてグループ展開用テンプレートの作成を進め、2021年4月からこれまでにグループ会社12社への導入を完了。残りの9社についても、2023年4月に稼働予定としている。

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