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レコモット、LGWAN向けのクラウドゲートウェイサービスを提供

 株式会社レコモットは27日、総合行政ネットワーク(LGWAN)向けのクラウドゲートウェイサービス「moconavi LGWANクラウドゲートウェイサービス」を提供開始したと発表した。

 LGWANは、地方公共団体向けのインターネットから分離・分割された専用ネットワークで、セキュリティが強固な一方で、業務生産性の向上に有効な汎用クラウドサービスが利用できないという課題がある。

 クラウドサービスの普及を背景に、LGWAN系の端末やソフトウェアの一部をインターネット接続系に配置転換し、効率性や利便性を高めるモデルが登場したが、インターネット接続系端末からクラウドサービスを利用するためには、自治体情報セキュリティクラウドの構築や追加のセキュリティ要件が求められ、これらの要件を満たすには費用も時間もかかるため、導入の障壁となっているという。

 moconavi LGWANクラウドゲートウェイサービスは、LGWAN接続系、インターネット接続系、さらには庁外からも安全にクラウドサービスを利用できる、LGWAN-ASP認定の公式サービス。

 各種クラウドサービスのファイルを自動的に無害化する機能を備え、メールや添付ファイルを閲覧する際は、中身のデータのみを取得してmoconaviで表示。メール本文のURLやリンクの無効化、添付ファイルのPDF化で悪意のあるデータを無害化できる。

 Microsoft 365やGoogle Workspace、Salesforce、kintone、サイボウズ Garoonといった、主要なクラウドサービスと連携。サンドボックス化されたセキュアな環境でサービスを利用でき、危険な端末からアクセスさせない機能や、データの外部持ち出しを抑制する機能を搭載。外部認証サービスとの連携によるシングルサインオンや、生体認証にも対応する。