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営業DXサービス「Sansan」のデータ統合機能「Sansan Data Hub」、Dynamics 365との双方向API連携に対応

Dynamics 365上での顧客データの名寄せなどが可能に

 Sansan株式会社は19日、名刺管理を中核とした営業DXサービス「Sansan」が提供しているデータ統合機能「Sansan Data Hub」が、Microsoft Dynamics 365の主要製品であるMicrosoft Dynamics 365 Sales、Marketing、Customer Serviceの各サービスと双方向API連携を実装すると発表した。

 Sansan Data Hubは、複数のシステムに分散した顧客データの統合とリッチ化を可能にする機能。名寄せによって人物単位で一元管理し、最新化することで、データ統合を行いやすくしているほか、名刺、帝国データバンク、登記情報を用いて、正確かつ最新な企業情報へと正規化し、常にデータをクレンジングする仕組みを提供している。また、企業情報・人物情報にさまざまな属性情報を付与することで、多角的な分析が可能になるなど、マーケティング、営業活動を加速できる点もメリットとのこと。また9月からはAPIが提供されており、他サービスとの連携を行える仕組みも整えられている。

 今回はこのSansan Data Hubと、マイクロソフトのビジネスアプリケーションであるDynamics 365とのAPI連携が可能になった。具体的には、Dynamics 365上で顧客データの名寄せが可能になるほか、Sansan Data Hubが外部情報ソースと連携し、会社情報や人物情報をDynamics 365上の顧客マスタに新規で付与、または最新情報に更新する、といったことを行えるようになるとした。

 Sansanではこうした連携により、高品質な顧客マスタを構築するとともに、営業・マーケティング活動に必要な各種情報のリッチ化が可能になると、そのメリットを説明している。