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コニカミノルタジャパン、マニュアル作成ツールのAI機能を先行提供開始 RAG活用検索やAI校正でマニュアルの現場活用を推進
2026年8月3日 13:27
コニカミノルタジャパン株式会社は7月30日、マニュアル作成・ナレッジ基盤ツール「COCOMITE(ココミテ)」において、AI機能を利用できる新プラン「COCOMITE AI」の有償先行提供を開始すると発表した。今回の先行提供を通じてユーザーの声を収集し、正式版リリースに向けたさらなる機能改善・拡充を進めるという。
COCOMITEは、業務手順や社内ナレッジをオンライン上で作成・共有・更新・管理できるクラウド型のマニュアル作成・運用サービス。人事・経理・総務などの管理部門をはじめ、多店舗・多拠点へ情報を展開する本社・本部機能や営業企画部門において、業務の属人化や引き継ぎ負荷、社内問い合わせ対応の負担といった課題の解決を支援している。
今回は同サービスにおいて、従来の基本機能にAI機能群を追加した新パッケージプラン「COCOMITE AI」の先行提供を開始する。AI検索、AI文章編集アシスト、AI動画文字起こしアシスト、用語集機能などを1つのパッケージとして提供することで、マニュアルを作るだけでなく、「整える」「探す」「活用する」といった一連の流れを一気通貫で支援し、マニュアルを「現場で活用できる情報資産」へとアップデートすることを目指すとしている。
このうちAI検索では、利用者が普段使用している言葉や質問文など、自然な表現での検索を行える。従来の検索システムはキーワード一致が中心であり、利用者が適切な検索語を入力できない場合や、現場で使われる言葉とマニュアル上の正式名称が異なる場合には、必要な情報にたどり着くまでに時間がかかるという課題があったが、AI検索では、例えば「店舗で返金対応が発生した場合、どうすればよいか」といった質問から、必要な情報を探すことが可能だ。
これは、RAG(検索拡張生成)を活用し、COCOMITE内のマニュアルから質問内容と意味的に関連する情報を抽出する仕組みを備えているため。さらに、出典となるマニュアルを明示しながら回答候補を提示する機能により、利用者は情報の信頼性や根拠を確認しながら内容を把握できる。
また、管理者による検索ログの確認が可能となっているため、利用者が疑問を抱きやすいポイントを把握し、追加すべき情報や改善が必要なマニュアルを特定しやすくなる。これにより、利用者のニーズに即したマニュアル整備・改善を進められるとのこと。
加えて、2026年2月にβ版として提供を開始している「AI校正機能」を発展させ、文章の自動校正や表現の統一を支援するAI文章編集アシスト機能を搭載した。あらかじめ設定したルールに沿って自動で文章の体裁を整えられるほか、マニュアルの各項目の見出しを基にした本文自動生成や、マニュアル全体の概要文の自動生成などを行える。
AI動画文字起こしアシスト機能では、パソコン操作の録画動画やスマートフォンで撮影した動画を基に、AIが音声を文字起こしし、マニュアル作成に必要な情報を簡単に抽出できる。必要なシーンを画像としてキャプチャすることも可能で、手順の説明に使用する素材を効率よく準備可能。これらの機能により、マニュアル作成にかかる作業負荷を軽減しながら、内容のばらつきを抑え、品質の標準化を後押しできる点も特長だ。
さらに、用語とその意味を登録することで、マニュアル閲覧時に用語の定義をその場で確認できる用語集機能により、社内特有の用語や専門用語について認識のずれを抑制するとしている。
