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ALSOK、自動車運送事業者の遠隔点呼導入を支援するソリューション 事業者のDX対応をサポート

 綜合警備保障株式会社(以下、ALSOK)は1日、自動車運送事業者の点呼業務をリモートで実施可能にする「遠隔点呼導入支援ソリューション」を、同日より提供開始すると発表した。

 バス、タクシー、トラック事業を営む自動車運送事業者には、運行の安全を確保するために点呼業務が法令で義務付けられているが、遠隔点呼導入支援ソリューションは、この点呼業務をリモートで実施可能にするソリューション。遠隔点呼システムとしては、遠隔点呼制度において実績がある東海電子の「e点呼PRO」を採用するほか、満たすべき要件のひとつである全身撮影用のカメラも、防犯カメラとして使用している高品質なものを用意するという。

 また、遠隔点呼制度の利用に必要となる地方運輸局(支局等)への申請についても、申請時に必要な書類等の準備を支援可能。より厳密な管理を希望する企業向けには、点呼終了後に遠隔で車両鍵の保管箱を開放する仕組みや、ドライバーの勤怠管理等が可能なオプションも提供する。

 なお、ALSOKが提供する遠隔点呼システムはレンタル利用も可能なため、導入費用の平準化も実現するとのこと。なお、レンタルを利用する場合の価格例(税込)は、点呼をする側と点呼を受ける側の拠点数が1対1、健康状態の把握に体温計を利用、IC免許証リーダー無しの場合、レンタル費用が月額1万6874円、保守料・システム利用料が年額31万9000円。このほか、指定スペックを満たすPC、全身撮影用カメラ、体温計、消耗品類の購入費用がかかる。

遠隔点呼システムの構成イメージ