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Dropbox Japan、動画メッセージツール「Dropbox Capture」を正式提供開始

 Dropbox Japan株式会社は26日、動画メッセージツール「Dropbox Capture」の正式提供開始を発表した。

 Dropbox Captureは、スクリーンショットやGIFを活用しながら、画面を直接録画した動画メッセージを作成できるツール。会議やチャット、メールでの業務連絡の代わりに、短い動画メッセージを利用することで、文字では説明しにくかった確認事項などを明確化できる。

 Dropbox Captureは、2021年9月にベータ版として公開しており、今回正式リリースとなった。すべてのDropboxプランで利用でき、Basic、Plus、Familyの各プランでは、1080pで最大2時間の録画と5分以下の動画の編集が可能。Professional、Standard、Advanced、Enterpriseの各プランでは、動画をストレージの上限まで4Kで録画でき、あらゆる長さの動画メッセージを編集できる。

Dropbox Capture

 また、電子署名ソリューション「HelloSign」を、「Dropbox Sign」として新たに展開することを発表した。これにより、ユーザーやチームは、Dropboxが提供する豊富なツールをさらに利用しやすくなるとしている。

 無料プランを含むすべてのDropbox Signプランでは、署名者が自分自身のみの場合は無制限に利用でき、必要な数だけドキュメントに署名できる。さらに、Dropbox Signプラン(Standard、Premium)を契約すると、Dropbox Formsも利用できるようになり、Dropbox Formsとのやりとりを1カ月に50回まで無料で利用できるため、書類の対応をDropbox上で完結できる。

Dropbox Sign

 ドキュメントの共有・追跡プラットフォーム「DocSend」については、動画分析機能を追加。これまで、Dropbox DocSendの利用者から最も要望が多かった機能の1つとしており、動画分析の機能追加により、Dropbox DocSendで動画を簡単に共有できるだけでなく、再生の完了率、視聴時間やジオタギング情報(位置情報を示すメタデータ)などの分析が可能になる。

 Standard、Advanced、EnterpriseプランのDropbox DocSendユーザーは、エンゲージメントグラフ、パフォーマンスグラフ、動画エンゲージメント設定などの高度な動画分析が利用できる。また、製品は英語版での提供となる。

 さらに、シームレスなワークフローを実現するため、2022年中にDropbox CaptureもDropbox DocSendに組み込まれる予定で、このアップデートにより、動画メッセージの録画、送付、分析がすべてDropbox上でできるようになるとしている。

Dropbox DocSend