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ユニアデックスのクラウドサービス「U-Cloud」上にて、RDBMS「Tibero」をクラスタ構成で利用可能に

 日本ティ―マックスソフト株式会社は7日、Oracle Database互換のRDBMS「Tibero RDBMSシリーズ」(以下、Tibero)で提供しているアクティブ/アクティブクラスタリング機能「TAC(Tibero Active Clustering)」に関して、ユニアデックス株式会社のクラウドサービス「U-Cloud」環境での動作検証が完了したと発表した。これに伴い両社では、U-Cloud上に構築されたクラスタ構成のTiberoを「Tibero on U-Cloud」としてサービス提供するという。

 Tiberoは、韓国TmaxSoftが開発しているRDBMS製品。標準SQL規格に準拠したRDBMSの機能を持つほか、Oracle RAC同様のクラスタリング機能であるTACをはじめ、PL/SQL、データ読み取りの一貫性など、Oracle Databaseの独自機能と同等の互換機能を備えている。

 一方、ユニアデックスのU-Cloudは、障害時の技術サポートやシステム監視などの運用サービスをあわせて提供するマネージド型クラウドサービスで、金融業・製造業・流通業・公共系をはじめ、700社を超える企業・団体の基幹系システムで利用された実績を持つ。

 今回発表されたTibero on U-Cloudは、TACを用いたクラスタリング構成のTiberoを、U-Cloudにて、サービスとして提供するもの。TACはアクティブ/アクティブクラスタリングであるため、コンポーネント障害時にもデータを安全かつ利用可能な状態に保てるほか、サーバークラスタ内での負荷分散にも利用できるとのことだ。