ニュース

日本ティーマックスソフトのRDBMS「Tibero」、スナップショットのECサイトで販売

Oracle SE Oneからの移行先として販売を推進

 日本ティーマックスソフト株式会社は13日、株式会社スナップショットと提携し、同社のECサイトで、データベース製品「Tibero(ティベロ) RDBMS」(以下、Tibero)を9月14日より販売すると発表した。

 スナップショットでは、ユーザー企業のシステム予算に合わせて、主に安価なライセンスであるOracle Database Standard Edition(SE) Oneをユーザー企業に提案、販売し、それをもとにアプリケーションを構築することで、特に中堅・中小企業に対してコストパフォーマンスの高いシステム提供をしていたという。

 しかし、この販売が2016年に終了してしまったため、代替となるRDBMSを複数検証した結果、Oracle Databaseと互換性が高く、既存のOracle SE Oneからの移行期間も短くて済むことから、今後の提案の中心としてTiberoを採用することにした。

 またTiberoは、仮想化環境やクラウド環境におけるライセンス費用の試算でも、使用するvCPU分だけのライセンス費用となるほか、保守サポートの充実度合いやメンテナンス環境と合わせて、コスト削減とシステムの発展性というニーズに応えることができると考えたとのこと。

 両社では今回、ECサイトでTiberoを販売することにより、主にOracle Database SE Oneからの移行を検討している企業、中でもITベンダーからの提案が届きにくい中堅・中小企業への販売を進めたい考え。さらには、個人の技術者に対する販売も視野に入れて協業を進めるとしている。

 Tiberoの価格は、6万5000円(税別)から。両社では、今回のECサイトでの販売も含めたTibero関連の売上目標として、5年間で5億円を目指す。